フラメンコガルロチ コンセプト

ガルロチとは?

ガルロチ-garlochí-という言葉の意味は、スペインジプシーの言葉で、〝こころ〟を意味する言葉です。
フラメンコの核となる〝こころ〟を大切にしたいという思いを込めて名付けました。

タブラオフラメンコ「ガルロチ」は新宿の伊勢丹会館にて49年の歴史あるフラメンコレストラン「エル・フラメンコ」の後を継ぎ2016年にオープンしました。オープンより約3年半の間、本場スペインより第一線で活躍のフラメンコアーティストを招き、アジア唯一の本格的タブラオ(フラメンコを見ながら飲食できる店)としてその名を馳せましたが、2022年にパンデミックの影響で閉店。その後、株式会社ファミリーアーツ様に経営を引き継ぎ、様々なジャンルのエンターテインメントを行うShowレストラン「ガルロチ」として生まれ変わりました。
現在は、私ども株式会社バモスは、ガルロチ-garlochí-のコンセプトのもと、スペイン人を招聘して行うフラメンコショーの企画運営を行っております。

フラメンコとは?

フラメンコは〝流浪の民〟の心の叫びから生まれた伝統芸能
ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されています。

フラメンコはカンテ(唄)、トケ(ギター)、バイレ(踊り)が三位一体で表現する舞台芸術。今でこそ華やかなイメージがありますが、元々はインド北西部が発祥ともいわれる“流浪の民”が、起源となり、東欧、南欧、スペインへと、西へ移動する中でその土地の音楽も取り入れながら、今のフラメンコの基礎が作られました。日々の生活の中で生まれる苦しみや悲しみ、時にはあふれ出る喜びを歌や踊りで表現したところから発生しています。 時代と共に、生活の中だけでなく、酒場やタブラオ(フラメンコを見ながら飲食ができる舞台付きの店)などでも披露されるようになりました。
近年では、さらに発展し、舞台芸術として花開きます。時に優雅で、時に激しいフラメンコの旋律が見る者の心を鷲掴みにする。として、世界中に多くのファンを持っています。

フラメンコは大きく分けて二つのタイプに分かれます。

  • 劇場などで見ることができる作品としてのフラメンコ
  • タブラオ(飲食しながらステージを楽しむことができる店)やフィエスタ(仲間や家族が集まるパーティーのような場)での即興によるフラメンコ

劇場などで見ることのできるフラメンコは、フラメンコの音楽性や踊りの芸術性に加え、照明や美術、衣装など舞台全体を一つの作品として楽しむことができます。
それに対し、もっと身近な場所であるタブラオやフィエスタでは、“コンパス”と呼ばれるフラメンコ独特のリズムさえ守れば、演者たちはその中で自由に表現することができ、見る者はその即興性を楽しむことができます。
ギタリストが奏でるリズムに合わせて歌い手が自由に歌い、その歌に合わせて、踊り手が感じたままに表現する。時には踊り手が指揮者となって踊りながら合図を送り、ギタリストや歌い手を指揮する。このように演者同士が舞台でかけあいを楽しんでいるのです。
ガルロチ-garlochí-は、タブラオでありながら一つの作品としてのショーや、即興によるパフォーマンスの両方を楽しむことができる世界でも唯一無二の場所です。今までに出演したアーティストはスペインでも第一線で活躍のトップアーティストばかり。
スペインでもなかなか見ることができない、普段は劇場でしか見ることができないメジャーアーティストや、トップスター同士の夢の組み合わせ、フラメンコの由緒ある一族のファミリーでの来日など、フラメンコファンにとっては、垂涎の舞台の数々。

西の果ての国・スペインと、東の果ての国・日本、スペインから遠く離れた国の日本で、なぜこれほどまでにフラメンコが盛んになったのでしょうか・・
日本の演歌や三味線の旋律がどこかフラメンコと似ているという説、ロマ族(ジプシー)は元々アジアが発祥のため、我々日本人と通じるものがあるから、など、さまざまな説がありますが、私達日本人の中にある“何か”がフラメンコの旋律によって呼び覚まされ、心が震えるという事が良くあります。
フラメンコの魅力は言葉では語り尽くせませんが、是非あなたの目で見て、聴いて、その感動を体感してみてください!

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